しゅりるの進捗状況

皆さま、いつも「しゅりる」に参加してくださいまして、ありがとうございます。

おかげさまでしゅりるも3年目となり、ようやくどのようにしていったらよいか見えてまいりました。


しゅりるを開催する前、将来どのようになっていったらいいかを検討してきました。

少しずつですが、いくつか目標も達成してきました。

そこで将来の見通しを検討するために、目標と結果を見ていきたいと思います。


1.高齢者の皆さま

しゅりるをきっかけに、正光寺さまの保育園で読み聞かせ会などの体験が実現したようです。また、赤羽岩淵エリアの活力ある方々も発掘できました。今後も、保育園とのコラボはやっていきたいと思っています。

一方で、孤立されている方へのアプローチは非常に困難でした。今後、団地や集合マンションなどへのアプローチを強化していきたいです。

さらに、コロナの影響や病気などで参加が難しくなった方もおります。そこでオンライン写経会などを通じて、繋がりを作っていければと検討しております。


2.教育プログラムとしての活用

全世界を襲ったコロナは、様々なことに影響を及ぼしました。しゅりるもそうでしたが、多くのボランティアプログラムや社会教育活動が中止になったり、フレイルの問題、人と関わらないことによる様々な弊害といった声もきかれました。改めて「健康とは何か、コロナにさえ罹らなければ良いのか」ということも考えさせられました。

一方で、コロナを契機として、ITの活用や整備が進んだのは事実でしょう。しゅりるに参加してくださっている人生の先輩方のなかには、ZOOMまで活用している方もいるそうです。しゅりる参加者の方へのアンケートでも、LINE利用者は8割を超えておりました。

また多くの大学は、オンライン授業となりました。これにより、対面でやることに意味のある演習・実習の機会が失われることとなりました。そこでしゅりるでは、6月より、他大学の大学生の受入れを決定いたしました。

教育プログラムとしての活用の機能は当初より予定しておりましたが、大学生らから参加したいという声が出たのはうれしいです。人生の先輩方を通じて、大学生各々が、自らの困難を設定し、今後何をしたいのか、何ができるのか、何をやらなければならないのか、考える契機となればと思っております。



今後、大学生と地域の高齢者が、寺院や文化遺産を活用して、何か面白いことができればとわくわくしています。コロナが少しでも早く落ち着きますように。何より、皆さまが健康でいられますように。

文責:濱田